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【無雙直傳和絵目録】(仮題)
雄大なる無雙直傳山脈、その深山祠に奉られる古びた秘伝書に流儀の原発の姿を窺う

秘伝書の断簡は正に古代神智の断片であると言う話
それは本当に古びた武術古文書であった。描かれた和術絵図は本当に鬼気せまる筆致であり、始めてみた時は本当に驚き、かつ感動させられた。題書も奥書、傳系図もない断簡文書であり、最初は流系が分からなかったが、絵目録の技術と形名を分析してゆくと何と夢語人が長年追及している無雙直傳和義そのものである事が判明し、驚木の枝に大輪を懸ける事になったのである。
と云うことはこれは信州無雙直傳系伝書であるのだろうか? いや、これは必ずしもそうととは思われない。信州への傳流は三代目小松風随伝書をピークとしてその筆致は大体が次第にラフになってゆくからである。実際信州後代和義絵目録はかなり崩した稚拙な絵図が多く、それが一つの味わいともなっているのであり、信州資料ではやはり小松氏が最高の優れた技法絵図を遺したのではないかと夢語人は考えている。
そしてまた今夜の秘伝書目録を詳細に分析してゆくと信州系にはみられない古い部分が含まれている事が分かる。例えば「立合」三本目「つまとり」は信州系では「爪取」と書くが、本伝書では「裙取」となっており、これは実は土佐系と同じなのである。となるとこれは土佐系かと云うと必ずしもそうとは言われない。と云うのは荒井本家系でも実は「裙取」であるので「裙取」が古典名称であったかと思われるからである。小松氏は信州無雙直傳の祖であるのであり、と云う事になると本伝書は信州系ではあり得ない事になる。しかしながら土佐系には和絵目録は残っておらず、となれば土佐系とも考えにくいのである。
伝書内容の監査をより深く成すと荒井精哲の嫡子、荒井總太夫義次系伝書に最も類似している様である。となると本伝書は荒井家で伝えられた本家系なのではないかと思われるのである。ともあれ筆致は義次伝書以上に筆致は優れているのであり、また口傳的な書き込みまである大変に優れた秘伝書となっている。
伝書の実物を精査すると真に古びた趣があり、紙質もかなり古い時代のものである。夢語人が今まで観てきた中でも最古に属する無雙直傳和伝書である事は間違いないだろう。
二代目荒井清哲自身の直筆伝書は和極意巻が現存しているが、和絵目録は未だ発見されておらず、本伝書と対比する事が出来ないのが残念である。初代長谷川英信から二代目荒井精哲、三代目荒井義次と云う本家系の流れの中で作成された秘伝書と考えられるが、古式で精緻な趣から鑑みると本巻が初代の直筆伝書である可能性もあるのではないかと思うのである。別夜では元祖が和義の発明者である事に疑点を提出したが、それは一重に初代の和伝書が確認できないが故なのである……。
無雙直傳英信流の本体として連綿と継承され、各地で大きな隆盛をみた同流の根元は初代英信こそで有ってほしいと継承者達は願うに違いない。本秘伝書こそはその秘密を明かす古代叡智の断片であるのかも知れない。

 

 
 
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