無雙直傳和義の体系は六段階、計六十五本の形体系となっています。 「捕手十一本」「立合十一本」「小具足十一本」「後立合十一本」「小具足割十本」「本手移十一本」と云う体系です。技術内容は江戸後期の氣樂流柔術などに比べると古朴な構成であり、余り複雑な関節技などはなく、楊心流などで見られる絞め技も用いられない(絞め技系は組討傳で伝授される)。関節技は肘挫きと小手返し程度である。技法の中心は入身系の技術であり、敵の体の中に入る事によって敵を制する世界を現出したものである。入身においては様々な高度な技術が内蔵されており、現代武道ではみることのできない極めて独特の技法群である。また合気系柔術でみられる裏表の理合も形に表現されている。 そして小具足傳の中に短刀攻撃に対する技法群が伝承されており、現代的にはナイフに対するいと優れた護身術となっている。
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