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●無雙直傳和義の歴史
土佐居合、無雙直傳英信流の開祖は長谷川英信であり、柔術もしかりであるが、信州資料によると無雙直傳和義の根元は必ずしも長谷川英信ではなく、英信は言わば中興之祖として捉えられている。信州に無雙直傳流師範家に残る『和根元之巻』によると流儀の根元を平安期の僧侶、意慶坊長遍に置き、連綿たる傳系を伝えている。伝承者の中には飯笹長威齋や荒木無人齋、篠才蔵など蒼々たる豪傑の名が見えるおまことに驚くべき伝統をつたえている。
この傳系図は信州のみに伝わった独特のもので土佐系には伝わっていない。

 

●根元之巻
無雙直傳和義の最高の秘巻について少し考えてみよう。この祕傳書の内容はようするに流儀の前史の記録である。一つの流儀にとって流儀のルーツは正に最高の祕傳であり、生半に伝授されるものではない。
無雙直傳和義とは実際の所長谷川英信が開いた流儀である事は間違いない。しかし長谷川英信も学んだ流儀が當然あったはずであり、その武術の歴史もまた存在するわけである。一般の門人に自己の開いた流儀として傳書を発行するが、最後の最後に自己の流儀のルーツを祕傳として伝授した。ただしこの最後の祕傳を伝えるのは多くの門人の中で一名のみである場合が多かったと考えられる。これは多くの例から類推される事であり、一つ例をあげてみよう。
天然理心流は江戸後期の剣客近藤内蔵之助が開いた流儀あり、元祖からの傳系図は各系に伝わっている。しかし流儀前史の記録が伝ったのは総本家のみである。流儀の前史をしると云う事は流儀の全てを知る立場にあると云う事であり、恐らく長谷川英信は多くの門人を指導し、祕傳書を授与して流儀の技術内容は全て何人かに伝えたが、流儀の前史の記録は荒井清哲のみが授与されたと考えられる。荒井氏も多くの門人を育て、多くの系脈ができたが、最後の祕傳書『根元之巻』を授与したのは信州無雙直傳流の総本家、小松氏のみであったと考えられる。

 
 
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