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●21/5/21「存在しない古流柔術」
「柔術」とは日本の江戸を中心において醸成した究極の日本傳体術の事を言う。しかし維新と大東亜戦争の終結を通じて破壊され、現在完全壊滅状態であり、実際日本の何処に行っても古式の柔術を観ることは出来ない。その断片と言えるものが全くないとまでは言わない。幾つかの流儀は古典形の一部なりとも何とか保存し、細々とながら継承されている系統も絶無と言うわけではない。しかし多くは流儀の一部のみであり、江戸期目録傳書にある体系を全て継承する系統は殆どない。「殆どない」が全くない、……と言うわけではない。現存する少数の柔術流儀の中、幾つかの流儀は目録にある大体の形の保存に成功した。しかし秘伝書の奥に記載された秘伝、極意傳まで全てを継承する流儀はその中でも至って少なく、本当に日本に数流派あるかどうかである。そして古式の乱取り、組討法までも継承している流儀となるとまだ少なくなる。一流派、二流派残っているかどうか。
そして古式の方式でそれを伝授している系統、つまり昔通りの秘伝法を以て、秘伝書を発行しつつ、その他の部分も古式のままに継承している流儀は言うと我の知る限り一流派も残っていない。日本でも古流柔術が殆ど完全に滅びたと我が常に言う由縁である。

 

●21/6/5「天皇論」
昨日4日、神戸元町マックで仕事していたら、ネットで『天皇論』が出ているらしいニュースあり。早速近隣の「ジュンク」本店によるとありました。早速購入。一読。
基本的には良い本で、小林氏の新しい大きな業績かと思う。
ただ少し感想。
『戦争論』よりも分かりにくく、論旨がややはっきりしない部分がある様に感じられた。また我などの感覚とは違う部分も幾つかある。勿論色々な論があっても良いと思うが少し分かり憎く、釈然としない部分が現代読者にも残るのではなかろうか。天皇を単なる日本の祭祀の主宰者と言うふうな捉え方をなされているような感じがあり、ここに少し違和感を感じた事は事実である。
我は単純に代々続いた日本の最高の王の家系であり、大親分であると言うこと。そして日本国の宗家の頂点に立つ方にして、無数の伝統的アイテムを保持継承されてきた尊き存在として捉えるものである。
やはり天皇の血筋の主宰者が基本的に日本を統治するのが筋であると感じ、その頂点に立つ方が日本の主権者と言う捉え方としても我としては特に違和感はない。どうもこの辺の「言葉」の微妙な解釈がややこしく、ここに違和感が残るのではなかろうか。

そして結論的には小林『天皇論』では天皇と政との関係がやや曖昧の著述の様に感じられた。ただしざっと一読したのみなので、正確な論旨が把握できていないのみであるのかもしれない。
またやはり女系女性天皇を認めてゆく事はやはり余り良いとは思えない。2000年護っていたものをなくすることは宜しくないと思う。
ともかく題材が大きすぎてとても一冊では収まりきれないことは当然であるが、いま少し君民一体なる様々な深い逸話の再現描写が欲しかった所である。
明治以前の事もしかりだが、余り膨大にありすぎ、ここを書き始めるきりがなく、せめて、明治以降の天皇方が如何に日本国の防衛に心を砕いたか、君民一体となって動乱の期を戦って来られたか、を描いて欲しかったと思う。しかしこれはこれからに期待したいと思う。
ただ天皇の本質を描くには人類が国を作るはいかなることか、武力により形成された国の概念、その方法論において日本の天皇はどうであったかと言うこと。この解釈がかなり難しい。

本書では外国の易姓革命の問題点を大分描いておられたが、これは確かに正しいが、それでは日本はどこが違うかと言う事をもっと判りやすくと言う感じが残った。
しかしここの深い部分を描くには単に天皇解説文芸書籍などの探求のみではかなり不可能時に近く、日本の古伝武術、その精神における深い理解がないと難しいのではないかとは思っ事ではあった。

 

●「チャンネル桜への称賛」
チャンネル桜をみていると水島社長の説明があり、NHKの提訴に踏み切ると言う。全く我の最も待ち望んでいた事であり、大称賛をしたいと思う。とにかくこれは何としてなせねばならぬ重要事項の第一等である。これに対して我の協力出来る事は少ない、どころか何もないが、何かあれば協力は惜しまない。
とにかくマスコミ左傾を罵倒するばかりではいたしかたなく、キャスターの三輪氏のおっしゃる通り視聴者のイライラが募るばかりであると思う。
正直な所、保守系論客も何か左翼上がりと言う感じの人が多く(実際そうだと認めている方もいる様である)、日本の伝統に余りにも無知であり、横文字知識の羅列批判を滔々と続けられてもまともな一般の方はついていけないのではないかと思うのである。
そして単に罵倒するばかりの話芸的な感じが強く……、いやそれも必要であり、三輪氏の激高も嫌いではないし、美貴嬢の慇懃無礼批判も中々嘲笑えるし痛快であり、我もある程度ファンである。しかし視聴者は皆、「それだけでは……」と感じていたと思うのであり、今回の水島社長の行動には百パーセント首肯し、大絶賛をしたいと思う。
いくら偉そうな事をいっても実際に戦わない以上は余り大きな評価を与える事は出来ない……と思うからである。
ただ褒めたついでに若干のクレームを少し加えておこう。
先般稲川氏の紹介放送で色々問題を感じ、それなりの発信をしたが、この件に関しては今色々調整中であり、また報告できるのではないかと思っている。
しかしこの件に関して検索していると、この放送のインタビュー者の葛城女史のプロフィールがあり、合気道五段、鹿島神流中傳とある。これをみただけでどの系統を学ばれているか、その師傳系まで大体想像が出来るし、「なるほど、やっぱり」と言う感が強く、非常に遺憾の思いがある。この様な表記は一般には許されても「日本文化放送桜」と言う立場からは拙いのではないかと感じられた事である。

 

●21/6/7「間諜」
ジャパンデビュー問題でNHKの驚くべき実態がかなり明らかになったが、おそらくNHKのみの話ではないのだろう。つまり戦後の洗脳による自虐史観と言う事ではなく、実際にメディアの奥に諸外国の間諜が想像以上に入り込んでいると言う事であるのだ思う。
そこで一つ思い出した事がある。既に二十年以上前になるかと思うが、テレビ東京であったと思うが、「ザ古武道」的な特集番組があり、割合長時間に渡って古武道の紹介がなされた事がある。中にはかなり妙な、古武道とは些か言い難い流儀もある程度含まれていたが、それに眼を瞑るとして、確かに正真の古流武術も含まれていたわけであり、古武道と言う存在をある程度アピールできたそれなりにある程度の価値のある番組であったかと思う。
しかし考えてみればそれから二十年以上、正真の古武道は極めて断片的なものを除いて殆どメディアに現れた事がない。これは本当に驚くべき事実であり、我も妙だと思っていたが、その謎が今回のNHK問題を通じて解けた様な気がした。迂闊といえば迂闊であるが、確かに考えられる事である。NHKは正統な古伝武術を全く取り上げず、逆に妖しげな偽装古武道家を不思議な位大きく取り上げており、武道に対するの不見識にあきれた事があったが、これはどうもそうでなく、全て確信犯であったと言うことであると思う。
この様な点が見抜けなかった自己の迂闊さと不明に恥じ入るばかり。
しかし事情が分かった以上はそこからどうするか手段を考える事も出来ると言う事である。
正に今の日本は元寇、幕末開国時、ポツダム宣言受諾時(終戦とも敗戦時とも謂いたくないので)と同じ位の国難に遭遇していると思う。日本の国としての解体の危機の問題も含めて、日本の伝統が完全に絶たれるかどうかの最後の段階であり、正に最後の決戦の刻である。

色々考えたが、「チャンネンル桜」の問題番組に対してもの申す、「チャンネンル桜の問題番組を考える」と言うサイトを興すことなった。

この日記の続きもそこで見た頂きたい。

 

●「チャンネンル桜の問題番組を考える」

http://hirakami2.easy-magic.com/user/index.php

 
 
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